Movie Recorder 3

製品概要
Softron Media Services「MovieRecorder 3」は、チャネル単価が際立って低価格な、共有型ビデオ編集システム向けの収録アプリケーションです。MovieRecorder 3は"Edit-while-Ingest"、いわゆる「追っかけ編集」を行うための最新のエンジンを搭載しています。
共有ストレージと組み合わせることで、事後のトランコードや再リンク、再レンダリングをすることなく、収録が開始された数秒後から、Apple Final Cut ProやAdobe Premiere Proといった主要ノンリニア編集システム上で、オンライン品質のメディアをシェアしながらライブ編集することができます。加え、"Segmented"収録モードによるFinal Cut Pro Xでの追っかけ編集も可能です。
MovieRecorder 3は、Apple Macユーザーに、非常にパワフルでコストパフォーマンスの高いマルチストリームビデオ収録環境を提供します。
1台のMacでマルチストリーム収録
MovieRecorder 3を使用すれば、最大8ストリームのオンライン品質HDビデオを1台のMacだけで収録することができます。パフォーマンスの制限の要因となり得るのはCPU性能だけです(もちろんストレージ性能も)。よりハイスペックなMacが今後登場すれば、さらに多くのストリーム数に対応できる可能性を秘めています。
収録ストリーム数は、MovieRecorder 3と組み合わせるAVデバイスによって変わります。今日、AJA / Blackmagic Design / DELTACAST各社からマルチストリーム同時収録に対応可能なデバイスが提供されており、Mac 1台あたり1ストリーム収録から8ストリーム収録まで、システム構成は自由自在です。
もし8ストリーム以上の同時収録が必要なら、複数台のMacを用い、外部からギャングコントロールすれは事足ります。もちろんリモート制御を受けるための仕組みを有します。
M|80 Bundle - 特別仕様の8チャンネル同時収録デバイス
MovieRecorder 3の性能を最大限に享受していただくために、我々は特別なパッケージ「M|80 Bundle」を用意しました。8つのMovieRecorder 3ライセンス、8つのHD-SDIビデオ入力を持つPCIデバイス、Thunderbolt 2エクスパンションボックス、Thunderboltケーブル、USBドングル、これら全てをひとまとめにしたのがM|80です。
M|80は1つの製品としてパーケッジングされているので、あとはMac Pro Late 2013(8コア以上を推薦)にMovieRecorder 3アプリケーションをインストールし、Thunderboltケーブルで繋ぐだけ(もちろん、USBドングルと外部ストレージも接続してください)。あっという間に8チャンネル同時ライブビデオ収録システムが組みあがります。
マルチビューア的なGUIデザイン、スケジュール収録機能
MovieRecorder 3のユーザーインターフェイスはシンプルで洗練されています。あたかもマルチビデオビューアのようなデザインが基調で、各種設定は各ビューア領域と画面左右のインスペクタ領域で簡単に行えます。ビデオソースは自動検出、オーディオ/ビデオ設定のプリセットを呼び出し、ファイル保存先と収録モードを指定したら即、個々のチャンネル毎、あるいは全チャンネル一括で収録開始です。
また、スケジュール収録にも対応しており、曜日や特定日、開始/終了時間を指定して収録を自動化できます。ルーチンの回線収録を無人で行いたいような場合にとても便利です。
Edit while multi ingesting、「追っかけ編集」を極める
ライブ性が重んじられるスポーツ番組を筆頭に、マルチソース収録をしながら並行してマルチカム編集をする需要が増えています。
MovieRecorder 3でファイル保存先を共有ストレージに指定すれば、Apple Final Cut Pro 7/XやAdobe Premiere Proなど複数式のNLE端末間で収録中のファイルを共有しつつ同時並行に編集が可能です。ファイルを閉じるためにレコード動作を停止する必要はありません。リアルタイムに進行する”今”の映像を収録しながら、複数のライブ素材を追っかけながらマルチカム編集できるのです。
さらにMovieRecorder 3では、1つのソースから複数の異なるコーデックでファイルを同時生成するのも可能。例えば、オフライン/プレビュー用途のサイズの軽いファイルをNASに、オンライン用途の高品位なファイルをSANに…といったワークフローに対応します。
旧来の"Classic"収録に加え、Appleの最新のテクノロジーであるAV Foundationベースの”Segmented”収録にも対応、万が一収録が異常終了した場合でも直前までのメディアを壊さないで確実にキープする方式も採れます。ループ収録やファイルの自動分割にも対応しています。
HLSストリーミング機能を内蔵(将来のバージョンで対応予定)
MovieRecorder 3は、旧来は別製品として存在したMovieStreamer HLSの機能を内包し、HTTPライブストリーミングにも対応する予定です。
HLSストリームはローカルストレージのみならず、AFP/SMB共有ストレージをターゲットにできます。さらにこれらローカル/イントラ保存と同時に、ライブストリームのバックアップを目して、外部のFTPサーバやAmazon S3宛てに自動アップロードすることも。
複数の保存先へ、異なるコーデックで同時収録
MovieRecorder 3では、収録フォーマット設定とペアリングして、必要とされる分いくらでも保存先を追加することができます。つまり、1つのソースから、複数のコーデックを使用したファイルを同時に収録することができるのです。例えば、1ソースからFinal Cut Pro向けのProRes QuickTimeファイルを、同時にPremiere向けのDNxHD QuickTimeファイルを、それぞれ別のストレージを保存先として生成可能です。
カスタマイズ可能なプリセット
MovierRecorder 3には、あらかじめ使用頻度の高いビデオ収録設定、オーディオ収録設定が登録されており、ほとんどのシーンで素早く活用できます。収録設定の内容は自在にカスタマイズ可能で、ユーザープリセットとして別に保存し、いつでも簡単に呼び出せます。
MovieRecorder 3 Overview(英語)
製品価格
MovieRecorder 3:180,000円(税別)
- MovieRecorder 3アプリケーションライセンス(チャンネル毎に必要)
- Apple ProRes QuickTime、Avid DNxHD QuickTime、H.264 MP4/HTTP Live Streaming、非圧縮に標準対応
- AJA KonaやIoシリーズのビデオ入出力デバイスが別途必要
Option: ProCodecs for MR 3:132,500円(税別)
- コーデックオプション
- AVC-Intra 50/100、DVCPRO HD、XDCAM EX/HD/HD422コーデックを追加
- MovieRecorder 3ライセンスごと、もしくはM|80一台ごとに必要
Option: CC for MR3 :132,500円(税別)
- クローズドキャプションオプション
- CEA-708(VANC)情報をQuickTime Closed Captioning Trackに記録
- MovieRecorder 3ライセンスごと、もしくはM|80一台ごとに必要
USBドングル:25,000円(税別)
- USBドングルオプション
- ライセンスをインターネットアクティベーションからUSBアクティベーションに切替
M|80バンドルパッケージ:1,680,000円(税別)
下記4製品をセット
- MovieRecorder 3アプリケーションライセンス、8チャンネル分
- Thunderbolt 2接続のx8 HD-SDIビデオ入力デバイス
(Deltacast DELTA-hd-elp-d 80 + Thunderbolt 2拡張ボックス)
- Thunderboltケーブル 2.0m
- USBドングル
Io 4Kバンドルパッケージ:980,000円(税別)
下記4製品をセット
- MovieRecorder 3アプリケーションライセンス、4チャンネル分
- AJA Io 4K
- Thunderboltケーブル 2.0m
- USBドングル
※上記製品価格は予告なく変更される場合があります。